ミャンマーのマクロ経済指標 (国土)

ミャンマーのマクロ経済指標 (国土)

ミャンマーの国土面積は、日本の約1.8倍の大きさで、約68万平方キロメートルあります。近隣6か国に接し、背後には、巨大な消費市場を抱える中国・インド、隣には、タイという一大製造業拠点と連結しています。内陸ASEAN国として、タイやベトナムに並び大きな国土を有し、南北経済回廊、東西経済回廊、南部経済回廊などの物流網と密接に絡むことで、一つのメコン経済圏内での経済成長が期待されています。2015年のASEAN経済共同体の発足により、内陸ASEAN諸国の経済は、更により密接な繋がりを持つことになると予想されています。

また、ミャンマーの西海岸はインド洋に面し、シーレーンの議論の中で、ミャンマーを押さえることが、マラッカ海峡を通さず資源ルートを確保することを可能にするという地政学的な優位性が指摘されることが多いです。

ミャンマーには、大型タンカーが入れる深海港は、北部のチャオピュー(中国が開発)、南部のダウェイ(タイが開発)の2つがあると言われています。しかし、この2つの港は、ミャンマー最大都市ヤンゴンと距離的に離れており、ヤンゴン経済との連動性に欠け、ダウェイは、開発ディベロッパーの債務問題なども発生しており、開発にはまだ10年以上を要するとも言われています。日本政府の肝いりで開発を進めているヤンゴン郊外のティラワ経済特区も港湾機能を有しますが、深海港ではないデメリットが指摘されています。ヤンゴン経済と連動する形で優位性があると言われている深海港が、一般的にはあまり知られていませんが、ヤンゴンから西に150キロメートルほどの位置にあるエヤワディ管区の西海岸にあると言われています。この港は、インド洋に面し、ヤンゴン経済との連動する形で活用されることが期待されています。将来的に、このエヤワディの深海港が活用されることになれば、ヤンゴン経済圏で作られた工業製品、エヤワディ海域の海洋資源、エヤワディ地域の農産物などのインドやアフリカ向けの最大の輸出港になることは間違いないと言われています。

このようにミャンマーは、陸海ともに、経済的にも、エネルギー確保のためのルートとしても、地政学的に極めて重要な国土を有していると言えます。

現在、日本も、JICAを中心として、ミャンマーの国土開発について、様々なFS調査を開始していて、今後その事業化の実現が期待されています。

 

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