外国投資規制の法律上の枠組み その10(MIC申請手続き)

外国投資規制の法律上の枠組み その10(MIC申請手続き)

1、MIC 許可の取得

外国投資法上の各種の優遇措置を享受するために、MICの投資承認を受ける必要があります。MICの投資承認を得るためには、必要書類を整え、MICに提出する必要があります。現在、明文規定上、MICは申請書類を受領後15 日以内に受理するか拒絶するかを決定して、受理する場合には90 日以内に許否を決定するとされており、形式上は、申請時から105 日間で許可判断がなされることになっています。MIC承認手続きとは別の手続きではあるが、会社法上のライセンス申請(営業許可)についても並行して行う必要があります。

MICの許可の有効期間は、改正前の旧法では最大30年であったが最大50年に延長され、その後10年の延長が2回認められています。土地使用権の許可期間もMIC承認で得た許可期間と同期間と解釈されています。

2、MIC申請手続き

制度上、MIC申請手続きは、許可の判断を得るまでに最短で105日とされているが、現在行われている典型的な事例における実務的上の申請期間は、以下の通りのフェーズ毎に時間を要するものと言われています。

(MC申請手続きの流れ)

MIC申請準備期間

↓ 4か月

MICへの申請書類の提出

↓ 2週間

MIC個別審査官への申請書類の説明(Review)

↓ 2週間~3週間

PATミーティング(Proposal Assessment Team) 1日

MIC申請内容の明確化及びPATから追加要請

↓ 1か月~2か月

各関係省庁からの反対表明書(Non Objection Letters)の取得

↓ 3か月~(No Objection の場合は、そこから2~3週間程度)

土地使用に関する大統領府のMIC承認

↓ 3か月~

MIC役員ミーティング(MIC Board Meeting) 1日

↓ 2週間~3週間

MIC申請内容の最終FIX及びMICボードからの追加要請

↓ 2週間~3週間

MIC承認

 

(申請時の必要書類)

1、カバーレター

2、Application Form ( Form 1)

3、Form1 添付書類

・株主・取締役のパスポート(外国人)又は国民登録証

・株主の法人登記簿謄本

・投資ビジネスプラン

・株主名簿、投資スキーム図

・取締役名簿

・会社定款

・外国資本構成の詳細(ローンが含まれる場合は、返済スケジュールも添付する)

・内国資本構成の詳細

・事業用地の詳細、土地の権利証明、建物レイアウト等

・生産物(製造物)の詳細

・事業に必要となる設備、原材料(年間)

・事業に必要となる燃料(年間)

・事業に必要となる電気(年間)

・事業に必要となる水(年間)

・株主のバンクステートメント

・株主の監査証明書

・株主の親会社の監査報告書の翻訳(英語又はミャンマー語)

・現地雇用労働者リスト

・現地雇用労働者の給与概要

・外国人専門職・熟練労働者のリスト

・外国人専門職・熟練労働者の給与概要

・福利厚生に関する内容

・外国人労働者に同伴する家族に関する詳細

・MIC投資事業会社のPL、CF、IRR

・環境評価レポート(Environmental Impact Assessment Report if required)

・Environmental Impact Undertaking

・社会評価レポート(Social Impact Assessment Report)

・Social Impact Undertaking)

4、追加添付資料

・消防計画

・取締役会決議要件

・関連省庁の大臣の推薦状

・商標関連資料

5、契約関係書類

・株主間合意契約書

・事業用地に関するリース契約書

・ローン契約書(銀行)

6、優遇措置等の申請書(Form 10)

7、土地使用許可の申請書(Form 12)

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